気になる給料事情とは

高齢化社会が進む中で介護に携わる仕事に注目が集まっています。介護を必要とする人から相談を受けたり、ケアプランを作成したりするケアマネージャーもその一つです。就職先も多くキャリアアップも目指せる仕事であるため、是非資格を取得しておきたいところです。

そこで気になるのがケアマネージャーの収入についてです。厚生労働省が発表した賃金構造基本統計調査によれば、47歳、ケアマネージャー歴8年強で月額26万円程度となっています。このデータは全体の平均を取った値であり、働いている企業の規模や経験年数や年齢などで変わってきます。特に経験年数による差は大きく、男性で1~4年の経験では月額26万円程度にあるのに対して、経験年数が15年を超えると月額29万円以上に上がります。経験年数が上がると年齢も上がるので、年齢が高いと平均月額も上がる傾向にあります。またケアマネジャーは経験が重視される職業であるため、経験が豊富であるほど給料にも反映されます。また前職での経験も考慮されることが多く、例えば前職が看護師や理学療法士など、応用が効く職業であるとそれだけ優遇されます。またこれからの社会状況に合わせてこの仕事の重要性は増していくでしょう。とくに団塊世代が75歳以上を迎えると要介護者が増えてきます。ある調査では約4人に3人が自宅での介護を望んでいるともいわれており、人それぞれに合わせた質の高いケアプランが求められるようになります。質の高い手助けができるケアマネージャーはその能力が認められて給料にも反映されていくでしょう。